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駅弁は、ご乗車されるお客さまへの"おもてなし"だと私は考えています。単に空腹を満たすだけのものではありません。そのために味はもちろんのこと、コスト、企画性など、様々な角度から品質を高めていく努力が必要です。特に最近はデパ地下など、駅周辺の商業施設が弁当に力を入れており、あらかじめ外で弁当を買われてから乗車されるお客さまも増えています。そうした中で"選ばれる駅弁"を提供するには、徹底的な取り組みが求められるのです。私は商品部に所属して、調理の担当者や管理栄養士と協力し、新しい弁当の開発や既存品のリニューアルなどを担当しています。私が企画のコンセプトを打ち出し、担当者、管理栄養士が具体的な商品として仕上げていくわけですが、味やコスト、企画性の面で、常に今までにないものを打ち出したいとこだわっています。少しでもよりよい弁当をつくるために、絶対に妥協はしません。 |
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2005年の末に登場した「京のおばんざい」は、難産でした。京都府が健康志向のお弁当を考えたという新聞記事を読み、これを駅弁にできないかと発想。直接京都府と交渉して、商品化にこぎ着けたものでした。品質や味などについて非常に厳しいチェックを受け、それでいてコストも抑えるというのはかなり難しいことでしたが、なんとか商品化にこぎ着けることができました。その弁当をお客さまが召し上がっている姿を見るのは、やはり何とも言えない充実感を味わうことができます。そして、そのお客さまを失望させたくない、むしろ次はもっとおいしいものを食べていただきたいと思うことが、仕事のエネルギーにつながるのです。 |
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